- 2013-10-26
- フィギュア情報
ども、店主のぶらあどです。
今月の売上がヤバイです。
あ、今どきの若者言葉のヤバイではなく本来の意味です。
まず、10万以上の不良在庫抱えてます(笑)
それと、商品が売れません。
先月までのホットトイズラッシュの余波かもしれませんけどね。
ブルース・ウェインのナイトウェアと
ハルクのヘッド、スマッシュキットが1個も売れないのは予想外。
最近のブロ友さんの記事にこんなのがありましたが、
モノを売るということは本当に難しい。岡田和芳さんのだから売れない!営業の常識 33のウソ を読んでいます。
・高額商品は売れない。安い商品のほうが売りやすい
そんなことはありません(キッパリ
ちょっと考えてみてください。どこも安いほうが売れる・・と考えるから、安値競争のほうがライバルが多いんですよ。
美少女フィギュア専門店の限定市場では、2500円のfigmaから10000円オーバーのスケールフィギュアを常時300体以上、店頭に並べています。在庫があります。
すると「安いfigmaやねんどろいが、やっぱりよく売れるんでしょ」と質問されます。
けれど、実は7000円以上のスケールフィギュアがよく売れています。
これはお店をやってみてわかったこと。そして安いもの、値段だけを求める人のほうがお客さんとして質が低いことも感じています。
まとめます。
高いから売れない。安いから売れるは嘘。
これ、ある意味当たっていますが、
すべてのケースに当てはまることじゃありません。
やはり、ものには限度というものがあるのです。
商品の価値と価格が釣り合う、もしくは商品の持つ価値を理解している人には
それなりに高くても売れるでしょう。あくまでも、それなりにです。
国内のホットトイズ製品を価値判断の基準にした場合、
無版権ものなんかが、同じ価格帯で売られてると“高い”という判断になるので
極端に売れ行きは鈍ります。
この辺は、他の商品でも同じなんですが、多く売れれば原価は安くなります。
原価が安くなれば、単価も抑えられます。
なので、ホットトイズは権料払っても、あの価格帯で商品が売れる。
無版権の場合、権料が惜しくて権利取らないケースと、
権料を回収するだけ売れない(人気がない or 権料が高い)ケース、
権利そのものの所在が不明瞭などの理由で権利が取れないケースがあります。
一番最初のケースは稀で、ほとんどが後者の2ケース。
ブレードランナーが最後のケースなのは、その筋では有名ですね。
無版権物の価格がライセンス品より高くなるのにはいくつか理由がありますが、
原価及び開発費が思ったより安くない。
そもそも数が売れない。
よく限定500個とかで煽ってますが、それよりは売れてると思います。
それでも、ライセンス品を売ってるメーカーには敵う訳もなく、
また、売れるんならライセンス取ってるわけで。
本来褒められたことではないのですが、仕方が無かったりもするのです。
ホットトイズがライセンスを取っているタイトルの商品は、
すべてホットトイズが販売してくれればいいんだけど、
ウォッチメンや10週年イベントの失敗以来、
完全に利益至上主義(なのにマーケティングはあまい)にシフトしてしまったし。
まあ、ホットトイズなんかよりはるかに商業規模の大きいバンダイでさえ
同様のことしてきた(今は受注生産でフォローしてるけど)んで、
一概に責められない部分もあるんですが。
おまけ
1/6なんですが・・・スタチューなんですよね。
可動フィギュアなら、間違いなく買ったんだけど・・・
CSのヒストリーチャンネルでやってる「お宝ガチンコショー」の
カウンティングカーズにご本人が出てましたが、まだまだお綺麗ですね。